インフロニアの25年3月期は建築事業などが好調だ

インフロニア・ホールディングスは15日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比18%増の384億円になる見通しだと発表した。住宅など建築事業が伸びる。インフラ運営事業でバイオマス発電所の売却益を計上することも利益を押し上げる。

売上高は6%増の8399億円、営業利益は16%増の590億円を見込む。けん引する建築部門の事業利益は3.2倍の136億円となる見通し。子会社の前田建設工業では採算の良い大型の高層住宅などの工事が進み、単体ベースの建築完成工事利益率は10.5%と2.3ポイント上昇する。

インフラ運営部門の事業損益も70億円の黒字(前期は4億円の赤字)に転換する。24年に運転を始める予定のバイオマス発電所の売却益を計上するほか、24年1月に日本風力開発を買収した効果が通年で出る。

同日発表した24年3月期決算は売上高が前の期比11%増の7932億円、純利益は3%減の325億円だった。土木事業が好調だった半面、税負担の増加が響いた。

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