ヘリの事故で死亡した、イランのライシ大統領。
ライシ大統領のふるさとであるイランのマシャドから、FNNイスタンブール支局・加藤崇支局長が中継でお伝えする。

画面奥に見える霊廟(れいびょう)で、ライシ大統領の葬儀や埋葬が行われる。

このあとライシ大統領の棺を乗せた車が通る道には多くの人が集まっていて、黒い服を着た女性が多くいるのも葬儀のためだという。

このあと、棺が通る時は道に人が出てきて車を取り囲み、別れを惜しむため棺に触ろうとするという。

21日、墜落現場からほど近い都市のタブリーズから始まった葬儀は各地で行われ、マシャドで最後の葬儀が行われたあと、ライシ大統領は埋葬されることになる。

――3日間にわたる大規模な葬儀について、イラン政府の意図は?

ライシ大統領は国内の反政府デモを厳しく弾圧してきて、国内外から、人権を抑圧する強制政治、強制体制だと批判の声が上がっていた。

そのため、政権側はこのタイミングで国内から再び批判の声が広がり、デモにつながることに神経をとがらせている。

そのため、3日間という大規模な葬儀を行い、ライシ大統領の業績を連日のようにたたえることで追悼ムードを高め、国内の混乱を収えたいという意図もあるように思われる。

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