国連のグテレス事務総長(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は世界環境デーの5日、ニューヨークで演説し、各国に化石燃料企業の広告を禁止するように求めた。温室効果ガス排出削減に向けた国際枠組み「パリ協定」は気温上昇を産業革命前からの1・5度に抑えることを目標にしているが、グテレス氏は取り組みが不十分だとして「今が正念場だ」と危機を訴えた。  グテレス氏は、化石燃料業界が気候変動対策を遅らせようとして、大規模な広告キャンペーンをしていると指摘。地球を破壊する「手助けをやめる」よう呼びかけた。  「私たち自身が危機を与えている。同時に解決策にもなりえる」と述べた。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。