アメリカ政府は12日、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアをめぐり、新たに300を超える個人や団体に対する制裁を発表しました。

そして、この中で、軍事転用可能な物資をロシアに提供しているとして、中国などの個人や団体も制裁対象に指定しました。

中国外務省の林剣報道官は、13日の会見で「中国とロシアの正常な貿易活動が干渉を受けたり、破壊されたりするべきではない」と述べ、ロシアとの間の貿易は通常のものだとして、アメリカの対応を非難しました。

そのうえで、アメリカに対し、制裁を直ちに停止するよう求めるとともに、必要な対抗措置をとるとしています。

イタリアで始まったG7サミット=主要7か国首脳会議では、中国によるロシアへの軍事支援をめぐる懸念が協議される見通しで、中国側のさらなる反発が予想されます。

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