タイのタクシン元首相
【バンコク共同】タイ検察は18日、王室への侮辱を禁じた刑法の不敬罪などで、タクシン元首相(74)を起訴したと発表した。2015年のインタビューでの発言が同罪に当たると判断した。タクシン氏の弁護士は「闘う準備はできている」と説明し、無罪を主張する方針を示した。 昨年8月に約15年ぶりに国外逃亡先から帰国したタクシン氏は政府や政党の役職には就いていないが、政権与党の実質的な指導者とされ、最近、政界への影響力を強めている。起訴はかつて対立した保守勢力がタクシン氏をけん制するための動きとの指摘もある。 問題視されたのは15年の韓国での発言で、王室関係者が14年クーデターを支持したと述べた。
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