8日未明、アメリカ・テキサス州を襲った激しい雨と風。
ハリケーン「ベリル」が上陸し、各地に大きな被害が出ている。
先週、カリブ海で甚大な被害を出したハリケーン、ベリル。
ジャマイカなどを直撃し、少なくとも11人が死亡している。
そのベリルが再び勢力を強めて、8日未明、テキサス州の南岸に上陸した。
CNNによると「これまでに出た死者は少なくとも8人」。
そのうち2人は、家屋を直撃した木に当たって死亡し、警察官1人は洪水により陸橋の下から脱出できずに命を落とした。
また電線が倒れ、一時、約270万世帯で停電が発生。
復旧には、数日かかるとみられている。
建物の看板は、強風のため今にも外れそうな状態。
さらに隣の建物は、壁の大部分がはがれ落ちてしまっていました。
また、洪水も発生し、街の至るところが冠水していた。
街の人:
向こう側も見てください!あそこはかなり状況です。電線や木、フェンスが倒れ、ごみがあちこちにあります。
冠水した道路をボートで移動する人たちの姿も見られた。
冠水は、大都市ヒューストンなどでも発生。
多くの車が水の中を進んでいく。
しかし水が深くなっている場所では、車があちらこちらで立ち往生。
別の街では、幹が太い木を登っているように見える男性の姿が見られた。
木は根元から完全に倒れた大木。
家を直撃したという。
男性:
朝3時半ごろ、大きなドーンという音が聞こえました。枝があたっただけかと思っていたら、木がまるごとでした。
ほかの住宅にも近くの大きな木が倒れ、屋根を直撃。
住人は、倒れた木の撤去作業にあたっていた。
各地に甚大な被害をもたらしたベリルは、その後、勢力が弱まり現在は熱帯低気圧になっているが、現地当局は引き続き警戒を呼びかけている。
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