【ロンドン=大西康平】英統計局が17日発表した6月の消費者物価指数は前年同月比で2.0%上昇した。伸び率は2年10カ月ぶりの低水準となった前月に比べて横ばいとなった。イングランド銀行(BOE)が物価目標とする2%の水準を保った。
ロンドン証券取引所を運営する英LSEGが集計した市場予想の1.9%を上回った。
品目別にみると、レストラン・ホテルが0.4ポイント増の6.2%、健康が0.1ポイント増の6.3%と根強い賃金上昇の影響を受けやすいサービス価格を中心に値上がりが続いた。
食品・非アルコール飲料が0.2ポイント低下の1.5%、衣類・履物が1.4ポイント低下の1.6%とモノの価格を中心にインフレ抑制が進んだ。エネルギーや食品などを除くコア指数は3.5%と横ばいだった。
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