ロシアメディアは、EU=ヨーロッパ連合に加盟するルーマニアの駐ロシア公使が、北方領土を訪問したと報じました。
ロシアメディアによりますと、スクワのルーマニア大使館に駐在するリリアナ・ブルダ公使は、7月11日までに北方領土の択捉島と色丹島、国後島を非公式に訪問しました。
ロシアの法律に従い、訪問に必要なビザの手続きを経て、観光目的で訪れたということです。
ロシア極東のメディアは11日、ブルダ公使とみられる女性が水の中に入り、両手でピースサインをつくった笑顔の写真や、色丹島のホテル前に7人が並び記念撮影した写真などを公開し、「とても満足しているようだった」とコメントしました。
ロシアは、実効支配を進める北方領土の開発に力を入れていて、中国企業に投資を呼びかけたり、北朝鮮労働者が目撃されたりしていましたが、日本と友好関係のある外国政府の高官が北方領土を訪問し、ロシアメディアに報じられるのは異例です。
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