【ミルウォーキー共同】11月の米大統領選に向けた中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーでの共和党大会は18日、最終日を迎え、トランプ前大統領(78)が党候補の指名受諾演説に臨む。米国の政治分断が深まる中で起きた13日の暗殺未遂事件後、初の演説で国民に団結を強調。勇ましい弁舌を抑制し、穏健派や無党派にも支持を呼びかけて政権奪還を目指す。  一方、民主党では再選を目指すバイデン大統領(81)が6月の討論会で振るわず、高齢不安の拡大から支持離れが加速。ワシントン・ポスト紙は、オバマ元大統領(62)もバイデン氏がトランプ氏に勝利できるかどうかについて懐疑的な見方を示したと報じた。  トランプ氏は暗殺未遂事件で「国を一つにするチャンスを与えられた」と考え、バイデン政権を厳しく批判する内容だった演説を変更した。トランプ氏の義理の娘で、共和党全国委員会の共同委員長を務めるララ氏は演説前、CBSテレビの番組で国民は「これまでと違うソフトな姿」を見ると語っていた。


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