【ワシントン共同】米大統領選で民主党の候補指名を確実にしたハリス副大統領は24日、共和党が優勢な中西部インディアナ州で黒人女性団体の集会で演説し「米国の未来のために戦う」と表明した。11月の本選勝利を目指し、黒人女性の票固めを狙った。  ハリス氏は当選すればオバマ元大統領以来2人目の黒人で、女性初の大統領になる。  国民は「全米で苦労して勝ち取ってきた自由や権利への攻撃を目の当たりにしている」と述べ、銃規制や人工妊娠中絶を選ぶ権利を否定する共和党を批判した。  一方、トランプ氏は24日、バイデン大統領の撤退表明以降、初めてとなる集会を、激戦州の南部ノースカロライナで開いた。攻撃対象をバイデン氏からハリス氏に移し「11月にはおまえはクビだ。出て行け」とテレビ司会者時代の決めぜりふで聴衆を沸かせた。  米メディアによると、トランプ陣営は23日、バイデン氏が集めた選挙資金をハリス氏が不適切に受け継いだと連邦選挙委員会に苦情を申し立てた。専門家の間では、資金移動は問題ないとの見方が大勢だ。


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