写真左:日本の国会議事堂 写真右:アメリカ連邦議会議事堂

 【ワシントン=鈴木龍司】立憲民主党などの野党議員でつくる日本プログレッシブ議員連盟と米民主党左派の議員による議連は9日、日米両政府に対し、台湾有事の回避に向けた行動を求める共同書簡を送ったと発表した。  書簡は中国と台湾の緊張関係を「有事の可能性は許容できないほど高いままだ」と指摘。武力衝突を避けるため、あらゆる外交努力を講じることを求めた。  オンラインの共同会見で、日本議連会長の中川正春衆院議員(立民)は「自民党は『台湾有事は日本の有事だ』と言って防衛費を増やしているが、外交を伴わない抑止論は軍事競争をエスカレートさせるだけだ」と語った。米側のマーク・タカノ下院議員は「相手への辛辣(しんらつ)な言葉や威圧は誰のためにもならない」と述べ、日米の議連による働きかけを強める考えを示した。 

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