岸田総理大臣とアメリカのバイデン大統領、それに韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は去年8月、ワシントン郊外で首脳会談を開き3か国の首脳による会談を年に1度は行い、定例化することで合意しました。

アメリカ・ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議で東アジアとオセアニア地域を担当するラップフーパー上級部長は15日に行った講演で、岸田総理大臣が自民党総裁選挙に立候補しない意向を示したことに触れ「民主主義国家で政治的変化は避けられない。われわれは3か国間の協力をいかに制度化し、変化に耐え、長期的に持続できるようにするかに焦点をあててきた」と述べました。

そして「このパートナーシップを構築するための会合を続けていく。ことしの年末までに3か国の首脳会談を開催することも含まれる」と述べて、年内の首脳会談開催を目指す考えを示しました。

アメリカのバイデン大統領も秋の大統領選挙での再選を断念し選挙戦から撤退する考えを表明していますが、バイデン政権としては、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応などで3か国の首脳が交代しても連携が続くよう、協力関係を確かなものにしたい考えです。

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