韓国の国会で過半数を占める最大野党「共に民主党」は18日、首都ソウルで党大会を開いて代表選挙を行い、これまでも代表を務めてきたイ・ジェミョン氏が85%を超える得票率で当選しました。

イ代表は「緊急課題が山積する中、政治は何をしているのかという国民の声がある。最大の責務は国民の暮らしを守り、希望をもたらすことだ」と述べたうえで、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領にトップ会談を呼びかけました。

イ代表は、おととしの大統領選挙でユン大統領に僅差で敗れ、その後、国会議員となり党代表に就任しました。

「共に民主党」はことし4月の総選挙で大勝していて、3年後の大統領選挙を見据えて引き続きイ代表のもとでユン政権に対じする構えです。

一方、イ代表は、自治体のトップだった際の土地開発事業をめぐり不正があったなどとして、複数の罪で起訴され裁判が続いています。

ユン政権の対日政策を厳しく批判してきたイ代表の動向は日韓関係にも影響を及ぼすだけに、司法リスクを抱える中、次の大統領選挙をにらみながら党内で求心力を維持できるのかがカギとなります。

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