【ニューヨーク=斉藤雄太】米金融大手ゴールドマン・サックスが今後数週間で数百人規模の人員削減を計画していることが30日、わかった。関係者によると、今回のリストラを経て、2024年に同社が実施する人員削減数は全社員の3〜4%にあたる1300人以上になるという。
ゴールドマンは6月末時点で4万4300人の社員を抱える。複数の米メディアによると、今回の人員削減は成績不振の人を一定数解雇する毎年の人事評価プロセスの一環になる。
同社は2023年1月に全社員の6%にあたる3200人規模の人員削減を実施した。当時は主力の投資銀行部門が不振で、個人向け事業の縮小に伴う費用もかさんでいた。投資銀ビジネスの需要回復などで足元の業績は回復しているが、高い利益率を維持するため、経費の抑制は続ける方針とみられる。
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