【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長は30日、パレスチナ自治区ガザで9月1日に始まるポリオ(小児まひ)の予防接種を前に、感染拡大に対する「住民の危機感は強い」と述べ、多くの子どもの接種実現に期待を示した。ガザの劣悪な衛生環境に注目を集めることで、恒久停戦への圧力につなげたいと強調した。  ガザ訪問中の清田氏は拠点の中部ザワイダからオンラインで日本メディアの取材に応じた。予防接種はUNRWAとパレスチナ保健省が、世界保健機関(WHO)や国連児童基金(ユニセフ)と協力し、9月1日から予備日も含め12日間行う。


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