カナダ政府は8月26日、中国製のEVについて、10月から新たに100%の関税を課すほか、鉄鋼製品やアルミ製品にも25%の関税を課す方針を明らかにしました。

これについて、中国商務省は、WTOのルールに違反しているとして、6日カナダに対し、WTOの紛争解決の手続きに基づく2国間協議を要請したと発表しました。

カナダの措置について、中国商務省は「世界の産業チェーンやサプライチェーンを混乱させるものだ。カナダに対し、WTOルールを順守し、直ちに是正するよう求める」とコメントしています。

中国政府は、9月3日、カナダから輸入している菜種について、価格が不当に安く抑えられている疑いがあるとして調査を始めると発表したほか、カナダ製の一部の化学製品についても同様の調査を行う方針を示すなど対抗措置とみられる対応に踏み切っています。

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