有罪判決を受けたヒュー・エドワーズ被告(63)は、BBCの政治記者を経て2003年から看板ニュースのキャスターを務め、2022年9月、エリザベス女王が死去した際には黒いネクタイを締め、ニュースを伝える様子が世界中で放送されました。

しかし、去年7月、タブロイド紙の報道をきっかけに子どもの性的な画像を集めていた疑惑が明るみに出て、その後、捜査当局に訴追されました。

裁判でエドワーズ被告は罪を認め、心身の健康状態に問題があったと主張していましたが、16日、ロンドンの裁判所で行われた審理で、裁判官はエドワーズ被告が2020年から翌年にかけ、SNSを通じて知り合った男から子どもの性的な画像や動画を入手する一方、金銭などを送っていたと指摘し、禁錮6か月、執行猶予2年の判決を言い渡しました。

判決を受け、BBCは「がく然としている。彼はBBCだけでなく、信頼を寄せた視聴者を裏切った」とコメントしました。

エドワーズ被告はことし4月、健康上の問題を理由にBBCを退職していますが、20年以上にわたって「ニュースの顔」として広く知られただけに、イギリスで衝撃が広がっています。

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