【ワシントン共同】11月の米大統領選を巡り、中西部ネブラスカ州の大統領選挙人の配分方法を、共和党に有利な「勝者総取り方式」に変更しようとする動きが失敗に終わった。同党大統領候補のトランプ前大統領が変更を求め圧力をかけたと報じられたが、ピレン知事(共和党)は24日、変更のための特別議会を招集する計画はないと表明した。  CNNテレビが報じた。23日には共和党のマクドネル州上院議員が、大統領選前の変更に賛成しないとの書簡を発表していた。  大統領選は人口に基づき各州に割り当てられた選挙人の過半数270人の獲得を争う。ネブラスカの選挙人は5人で、州全域の勝者に2人が割り当てられる。残り3人は州内に三つある連邦下院の選挙区ごとの勝者が獲得する。州全体でみると共和党が優勢だが、選挙人1人を持つ最大都市オマハの選挙区は民主党支持者が多い。


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