ダバオ市はドゥテルテ前フィリピン大統領の地盤=ロイター

【マニラ=共同】フィリピンのドゥテルテ前大統領(79)は7日、2025年5月の中間選挙で、地盤である南部ミンダナオ島のダバオ市長選への立候補を届け出た。関係者が明らかにした。対中政策や改憲を巡りマルコス政権と対立していたが、国政への関与を避けて緊張緩和にかじを切った形だ。

長女のサラ・ドゥテルテ副大統領は6月、ドゥテルテ家から前大統領を含む3人が上院選に出馬するとの見通しを示し、政界に波紋を広げた。だが前大統領は今月5日の記者会見で、高齢を理由に上院選には立候補しないと明言していた。

【関連記事】

  • ・ドゥテルテ前フィリピン大統領、2025年の上院選に出馬へ
  • ・フィリピン、正副大統領の「蜜月」崩壊 対中戦略に影
  • ・フィリピン当局、宗教指導者を逮捕 ドゥテルテ氏と関係

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。