韓国の人気グループ「NewJeans」のメンバー・ハニさん(20)が、職場でのいじめ問題に関して国会に出席し、複数回無視された経験を告白した。
問題の背景には、プロデューサーの解任に関する対立があると指摘されている。
ハニさんのあいさつを無視か…ライブ配信で主張
韓国の人気グループ「NewJeans」のメンバー・ハニさんが国会に出席し、職場でのいじめを告白した。
この記事の画像(11枚)ハニさんは、国会が政府の政策を調査する「国政監査」で、労働部門について話し合う「職場内いじめ問題」の参考人として出席した。
ハニさんは、9月のライブ配信で「ほかのグループのマネージャーが、ハニさんのあいさつを無視するよう指示した」と主張していて、優越的地位を利用したパワハラとの指摘も上がっている。
ハニさんは15日の監査でも、「無視されたのは1度や2度ではない」と述べ、ほかのアイドルたちに「同じ目に遭ってほしくない」と訴えた。
きっかけは“育ての親”の親会社との対立
ここからは、フジテレビ・立石修解説委員室長が解説する。
青井実キャスター:
ーー日本でも人気のNewJeansの職場でのいじめ問題が、ついに国会招致にまで発展しました。
立石修解説委員室長:
韓国の芸能界の在り方に影響を与える可能性もあり、大きなニュースになっています。問題の背景ですが、NewJeansの育ての親の敏腕女性プロデューサーであるミン・ヒジンさんが親会社の大手芸能事務所「HYBE」と対立し、所属会社「ADOR」の代表を解任されるトラブルが起き、ハニさんらNewJeansは、「ミンさんを戻してください」と求めていました。
そうした状況の中で、ハニさんに対して、別のアーティストのマネージャーによるいじめ問題が起きました。人間関係による属人的ないじめにとどまらず、芸能界や芸能事務所の在り方のようなものも問題になっています。
青井キャスター:
ーーハニさんからは、どんな発言があったのでしょうか?
立石解説委員室長:
無視をされたという問題について、「1度や2度ではなかった」とハニさんは発言しています。いじめ(ハラスメント)が常態化していた可能性があります。ハニさんは、「ほかの先輩や後輩、練習生が自分と同じような目に遭わないようにという気持ちで、国会に出てきた」とも話していて、状況の改善を求めています。国会の対応にも、今後注目が集まります。
(「イット!」10月15日放送より)
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