アメリカ国務省によりますと、ブリンケン国務長官は21日から25日にかけて、イスラエルをはじめ中東各国を訪れ、停戦と人質の解放に向けた協議を行うとともに、停戦後のガザ地区のあり方などをめぐっても意見を交わすということです。
また、レバノン情勢をめぐり、外交的な解決を目指すべきだというアメリカの立場を改めて伝えることにしています。
今回の訪問は、イスラム組織ハマスのシンワル最高幹部の死亡を受けて決まったもので、アメリカとしては、戦闘の終結の機会ととらえて働きかけを強め、停戦など、事態の進展につなげたい考えです。
ただ、イスラエル軍は、シンワル最高幹部を殺害したあとも、戦闘員が活動しているとしてガザ地区各地でハマスの掃討作戦を続け、特に北部での攻勢を強めています。
一方、ハマスも強硬な姿勢を示していることなどから協議は、難航も予想されます。
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