オーストリアのファンデアベレン大統領(左)と握手するネハンマー首相=21日、ウィーン(ロイター=共同)
【ベルリン共同】オーストリアのファンデアベレン大統領は22日、9月の総選挙で第1党となった「極右」の自由党ではなく、第2党の中道右派、国民党を率いるネハンマー首相に組閣を要請した。第3党の中道左派、社会民主党との連立協議を指示。元ナチス党員らが創設した自由党からの首相就任や同党主導の政権発足を阻止した。 自由党は第1党になったが過半数に届かず、他党との連立での政権発足を模索したが、いずれの党も拒否していた。 オーストリアでは慣例で第1党となった政党に大統領が組閣を要請するが、リベラル政党「緑の党」出身のファンデアベレン大統領は当初から自由党に組閣を要請しないとの姿勢を示していた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。