22日、ロシア中部カザンで開かれた首脳会談で、握手するプーチン大統領(右)と中国の習近平国家主席(AP=共同)

 【カザン共同】主要新興国で構成するBRICS首脳会議が22日、ロシア中部カザンで開幕。議長国ロシアが2022年のウクライナ侵攻開始後に主催する最大の国際会議で、プーチン大統領は国際的孤立のイメージを払拭し、非欧米諸国による結束誇示を狙う。中国の習近平国家主席も参加、新興・途上国「グローバルサウス」の経済や安全保障分野で影響力を強め、欧米への対抗軸の形成を図る。  プーチン氏は22日に習氏と会談し国交樹立75年を迎えた中ロ関係は「全面戦略協力パートナーシップの高みに達した」と強調し「現代の関係構築の模範だ」と自賛。習氏も対ロ関係発展を推進すると応じた。  インドのモディ首相はプーチン氏との会談でウクライナ侵攻に関し「平和的手段によって解決されるべきだ」と強調し、和平実現へ「支援の用意」を表明した。同日に夕食会も開く。  BRICS加盟国が今年9カ国に拡大後、初の首脳会議。ロシア大統領府によると36カ国が参加し、新規加盟したイランのペゼシュキアン大統領や、トルコのエルドアン大統領らも参加。


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