28日、中国・北京で起きた切りつけ事件で犯人とみられる人物が取り押さえられた際の映像には、さすまたを持った人物など数人の男性が1人の人物の体を押さえつけている様子が確認できます。

別の映像では、切りつけられ倒れている子どもたちの姿も映っています。

3人の子どもを含む5人が負傷したこの事件。
逮捕された50歳の男は、なぜ犯行に及んだのでしょうか。

事件が起きたのは、28日午後、下校の時間帯でした。

北京市内の交差点にいた5人が、50歳の男に刃物で次々と切りつけられたのです。

発生直後の現場は混乱していました。

事件の目撃者は「急に一瞬で起きました。現場は交差点でちょうど下校時刻で、バスも来ていて子どもも親もいてとても人が多かったです」と話します。

被害に遭った5人は、いずれも命に別条はないということです。

29日、現場近くの小学校では、さすまたを持った警備員や子どもの登校に付き添う保護者の姿が見られました。

保護者たちは「もちろん心配だよ。だから今、送っているんだ」「怖かったよ。うちの子は夜も眠れなくて、トイレも付き添いがないと行けないよ…」と話します。

中国でも、教育レベルの高い学校が集まるエリアで起きたこの事件。
現場は、北京でも有数の富裕層が集まるエリアで英才教育を受けさせたいと願う親が通わせる小学校でした。

こうした環境が、何かしらの影響を及ぼし事件は起きたのでしょうか。

逮捕された50歳の男の動機は、まだ明らかになっていません。

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