ウクライナでは連日、ロシア軍の無人機による攻撃が続いていて、地元の当局によりますと2日には首都キーウで迎撃した無人機の破片が6つの地区に落ち、複数の集合住宅で一部、火災が発生したり、窓ガラスが割れたりする被害が出ました。
ゼレンスキー大統領は2日のビデオ演説で「10月には、2000機以上の無人機がウクライナに対して使われた。文字どおり毎日だ」と述べ、ロシア軍を強く非難しました。
そして、この無人機の数は、制裁対象となっている電子部品などが17万個以上、ロシアに供給されたことを意味すると指摘しました。
その上で「特殊な部品や資源の輸出を規制するため、世界はもっと取り組むべきだ」と訴え、ロシアが無人機を生産できなくするために制裁を強化すべきだという考えを示しました。
ロシア軍の無人機による攻撃は市民に絶え間なく心理的な圧力をかけるねらいもあるとみられています。
ウクライナ側は、無人機による攻撃を未然に防ぐためなどとして、ロシア国内の基地などを攻撃できるよう、欧米各国に対しより射程の長い兵器の使用許可を繰り返し求めています。
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