イスラエル軍はガザ地区で激しい攻撃を続けていて、中東の衛星テレビ局、アルジャジーラなどは、10日早朝の北部ジャバリアへの攻撃でこれまでに子ども13人を含む少なくとも33人が死亡したと伝えました。

イスラエルの軍事作戦が集中しているガザ地区北部では食料不足が深刻化し、国連機関などは8日に発表した報告書で「飢きんが差し迫っている可能性が非常に高い」と指摘しました。

報告書では、食料支援が減少していることに加えて、食料価格はこの1年間で3倍以上に上がり、入手が極めて困難になっているとして最悪の事態を避けるために一刻も早い人道支援を訴えています。

これに対し、イスラエル側は、偏ったデータを使った分析だなどと反発しています。

一方、イスラエル最大の商業都市テルアビブでは9日、ガザ地区での戦闘開始から400日となるのに合わせて、人質の解放を訴える集会が開かれ、人質の家族などの参加者は停戦を実現し、ハマスに拘束されている人質の解放を目指すべきだと訴えていました。

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