9日、スペイン・バレンシア自治州で、洪水への対応の遅れに抗議するデモの参加者=AP共同

【パリ=共同】記録的な洪水で200人超の死者が出たスペイン東部バレンシア自治州で9日、当局の対応の遅れに抗議する大規模なデモが行われた。スペインメディアによると約13万人が参加し、マソン州首相の辞任を要求した。

参加者の一部はマソン氏やスペインのサンチェス首相を非難するプラカードを掲げながら「人殺し」などと叫び、怒りをあらわにした。

洪水はバレンシア自治州を中心に10月29日に発生した豪雨が原因で、死者はスペイン全土で少なくとも220人に上った。参加者は、大きな被害が予想されたのに警報が直ちに発令されず、当局の対応の遅れが被害を拡大させたと訴えている。

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