アメリカのトランプ新政権の人事が本格化しています。

トランプ次期大統領は12日、CIA=中央情報局長官にジョン・ラトクリフ元国家情報長官を起用すると発表しました。CIA長官への起用が発表されたラトクリフ氏は、第一次トランプ政権で国家情報長官を務めています。

トランプ氏は声明でラトクリフ氏について「最高情報機関のポストを2つ歴任する初の人物となることを期待している」としています。

また、トランプ氏は駐イスラエル大使に、親イスラエル派の急先鋒でパレスチナへの強硬姿勢でも知られる元アーカンソー州知事のマイク・ハッカビー氏を起用することも発表しました。

さらに、トランプ氏は中東担当特使に不動産投資家でトランプ氏のゴルフ仲間のスティーブン・ウィトコフ氏を、国家安全保障担当の大統領補佐官に対中強硬派のマイク・ウォルツ下院議員をそれぞれ起用する考えも示しています。

一方、複数の現地メディアは国土安全保障長官にサウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事を指名する方針と伝えました。

ノーム氏は副大統領候補の1人として注目されていましたが、今年4月に発表した回顧録で飼い犬を射殺したことを告白し、批判を浴びていました。

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