ロシア国営テレビは14日、ラブロフ外相へのインタビューの内容を報じました。

この中で、ラブロフ外相は来年1月に発足するアメリカのトランプ次期政権について「期待も予断も持たず、具体的な事例で判断していく」と述べ、政権発足後の対ロシア政策を見極めた上で対応していきたいという考えを示しました。

そして、トランプ氏がロシアによるウクライナ侵攻をめぐって「24時間で終わらせることができる」などと主張してきたことについては「私は、そのことに注意を払いたくない」と述べたうえで、アメリカのどの政権もロシアの影響力を弱めようとしていると主張しました。

また、今月7日にロシア南部のソチで開かれた国際会議の場で、プーチン大統領がトランプ氏と対話の用意があるとの認識を示したことを踏まえ「ボールは向こう側にある」と述べ、対話が実現するかはトランプ氏次第だと強調しました。

プーチン大統領とトランプ氏をめぐっては、アメリカの有力紙が、2人が電話会談を行ったと報じましたが、ロシア側は「虚偽の情報だ」などと強く否定しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。