スリランカの議会選挙は14日、投票が行われ、選挙管理委員会によりますと開票の結果、ディサナヤケ大統領が率いる左派勢力「国民の力」が議会の225議席のうち、3分の2を超える159議席を獲得して圧倒的な勝利となりました。

スリランカでは、財政政策の失敗や新型コロナの影響などでおととし債務不履行に陥り、前大統領のウィクラマシンハ氏はIMF=国際通貨基金から支援を取りつけたうえで増税と電気やガソリン代の値上げに踏み切りました。

しかし、ことし9月の大統領選挙で減税や緊縮政策の見直しを訴えたディサナヤケ氏が勝利し、大統領に就任しました。

今回の選挙で解散前には3議席だった左派勢力が大幅に議席を増やし、ディサナヤケ大統領が政権基盤を固めた形で、今後、国民生活の改善とともに経済の立て直しにつなげられるかが焦点です。

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