北朝鮮の国営メディアは、ロシア軍参謀本部の軍事アカデミーの代表団が18日、ピョンヤンに到着し、キム・イルソン(金日成)軍事総合大学の幹部らが出迎えたと伝えました。

ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、北朝鮮の部隊がロシアに派遣されるなど両国の軍事協力は深まっています。

今回の訪問の目的は明らかにされていませんが、有事の際の軍事的な支援などを明記した包括的戦略パートナーシップ条約が、両国で批准手続きを終えたこと受け、軍事交流をさらに加速させるねらいとみられます。

また、国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)総書記がピョンヤンを訪問しているロシアのコズロフ天然資源環境相と18日、面会したと伝えました。

キム総書記は、条約によってさまざまな分野での連携が緊密になったと評価したうえで「政府間の貿易・経済・科学技術の交流および協力を一層幅広く促進することで、両国の発展を強力に後押ししていくべきだ」と強調しました。

北朝鮮としては一連の高官などの訪問を伝えることで、軍事面に加えて幅広い分野での協力が拡大しているとアピールした形です。

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