【ローマ共同】「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本)の世界文化遺産登録に取り組んだ民間団体のメンバーら約20人が11月30日、バチカンでローマ教皇フランシスコに面会した。教皇庁が世界遺産登録を後押しした経緯があり、教皇に感謝の思いを伝えた。  団体は「禁教期のキリシタン研究会」。面会は非公開で行われた。教皇庁によると、教皇は面会で遺跡保護への努力をたたえ、「信仰を伝える宝として世代を超えて受け継がれる」ことを願った。  団体の世話人で、潜伏キリシタンの末裔でもある柿森和年さん(78)は面会後、取材に「地元の遺産を守っていこうという思いを新たにした」と話した。

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