ズラビシビリ大統領(左)=10月27日、トビリシ(AP=共同)

 【モスクワ共同】旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で親欧米の立場で知られるズラビシビリ大統領は11月30日、10月の選挙に基づき発足した議会が非合法だと主張し、12月に大統領の任期が切れても職にとどまると宣言した。ロイター通信などが報じた。  選挙では親ロシアの与党「ジョージアの夢」が過半数の議席を獲得した。再任されたコバヒゼ首相は欧州連合(EU)への加盟交渉開始を2028年末まで凍結すると宣言し、早期加盟を求める野党支持者らが首都トビリシの議会周辺に多数集結。火炎瓶を投げつけるデモ隊と、放水や催涙弾で対応する治安当局の緊張が続いている。

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