台湾総統府によりますと頼清徳総統は日本時間の12月1日、アメリカ・ハワイに到着し、州知事らに出迎えられたあと博物館を訪れ台湾関連の展示を見学しました。

頼総統が外国を訪れるのは就任後初めてで、このあと台湾との外交関係を持つ太平洋の島しょ国を訪問する予定です。

これに対して中国外務省の報道官は1日、談話を発表し「アメリカと台湾のいかなる形の公的な往来にも断固反対する」などとしてアメリカ側に抗議したことを明らかにしました。

その上で「中国は事態を注視し、強い措置をもって国家主権と領土の一体性を守る」と述べ、対抗措置をとる可能性も示唆しました。

ロイター通信は台湾などの当局者の話として中国が台湾周辺で軍事演習を行う可能性を伝えていて、台湾側が警戒を強めています。

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