日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞を記念したフォーラムがノルウェーのオスロで現地時間の11日に開かれ、被爆者の朝長万左男さんなどが講話を行いました。
ノルウェーのオスロ大学で開かれたフォーラムでは、長年、被爆者医療に携わってきた被爆者で医師の朝長万左男さん(81)が講話しました。
朝長さんは「高校生の時に“白血病にかかるのでは”と恐怖を感じ、医師になることを志した」と明かした上で、「原爆の放射線の影響は生涯にわたって続く」として核兵器の非人道性を訴えました。
そして、参加した若い世代に向けてこう語りかけました。
被爆者 朝長万左男さん(81)
「核のない世界を実現する責任を自覚してほしい。待っていてはいけない。私たち(被爆者)の努力は一定の成果をもたらすだろうが、若い世代は 自分たちだけで核のない世界を作らなければいけない」
一方、高校生平和大使などが現地の若者と交流するイベントも開かれました。
長崎西高2年の大原悠佳さんは「小学校での平和教育を通して原爆の恐ろしさを知った。平和教育は重要」と語りました。
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