シリアのアサド政権を打倒した反体制派を主導する過激派組織「シリア解放機構」のトップは11日、国内に残存しているとみられる化学兵器の安全確保に取り組んでいると述べ、国際社会との協調をアピールしました。
ロイター通信によりますと、過激派組織「シリア解放機構」の指導者ジャウラニ氏は、国際機関と連携し、アサド政権が保有していた化学兵器が保管されている可能性のある場所の安全確保に取り組んでいると強調しました。
またジャウラニ氏は、アサド政権下で市民の弾圧で主導的な役割を果たしていた治安部隊を解体し政治犯らを収容していた刑務所も閉鎖する方針を表明しました。
さらに、国際空港の業務が再開されることも明らかにし、ジャウラニ氏が率いる新体制が国の再建と、国際協調に向けた動きを進めています。
一方、アメリカ国務省は11日、ブリンケン国務長官がトルコとヨルダンを訪問すると発表しました。
暫定政権が始動したシリア情勢を協議する方針です。
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