ロシアのプーチン大統領は11日、同国が実効支配するウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州の住民に、10年前にウクライナから「独立」を果たしたとして、祝賀メッセージを送り、「ともに勝利を」と呼びかけた。

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 ドンバス地方と呼ばれるドネツク州とルハンスク州では2014年5月11日、親ロシアの武装勢力が、ウクライナからの独立の是非を問う「住民投票」を強行。「圧倒的多数が賛成した」として、「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の設立を宣言した。

 ウクライナ侵攻後の22年9月には、ロシアとの併合をめぐる住民投票を実施し、再び「圧倒的に支持された」と発表。侵攻後に一部を占領した中南部ザポリージャ州と南部ヘルソン州を含めてプーチン氏が併合を一方的に宣言した。

 プーチン氏は今回のメッセージで、「今日、全国民があなた方を支援しており、必ず平和を取り戻す」と訴えた。

 ロシアは「併合」の4州について、ウクライナ側との停戦交渉が始まっても、協議の対象にはしないと主張している。

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