2025年4月に開幕する大阪・関西万博を一足早く体験してもらおうと、大阪府・市などが出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」は20日、吉村洋文知事(49)や人気子役タレントの永尾柚乃(ゆの)さん(8)らの25年後の姿を「アバター(分身)」の形で公開した。
同パビリオンの「カラダ測定ポッド」と名付けられた装置では、センサーで取得した来館者の髪や目、脳、筋骨格などのデータと正面を撮影した画像を組み合わせて、アバターが生成される仕組み。タッチパネルを操作すると、肌年齢なども表示されるという。
大阪府・市は、このコンテンツを万博の目玉の一つと位置付けており、本番では測定から10分程度でアバターと対面できるよう開発を進めている。
この日は、大阪市内でメディア向けの発表会が開かれ、吉村知事や永尾さん、横山英幸大阪市長(44)らが登壇。事前に測定したデータから生成された3人のアバターが披露されると、会場から歓声が上がった。
33歳の「分身」と対面した永尾さんは「髪がめっちゃ伸びてる。すごいですね」と笑顔。吉村知事から「25年後の自分にどんな言葉をかけますか?」と聞かれると、「25年後も後悔しないように、一日一日を大事にしてほしいです」と話した。
吉村知事は報道陣の取材に、「将来の自分を見て不思議な感じがした」。横山市長は「もっと若返りたい。今の生活を変えることで、アバターを若返らせることができるかもと思った」と笑いを誘っていた。【新宮達】
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