(25日、プロ野球 阪神タイガース3―0読売ジャイアンツ)
走者を出しても、阪神のジェレミー・ビーズリーの投球は危なげなかった。味方が先制した直後の三回は2死三塁で、巨人の坂本勇人を大きく曲がるスライダーで遊ゴロに。ピンチらしいものはそれくらいで、6回を散発3安打、無四球に抑え、自身2連勝とした。
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米ジョージア州出身で来日2年目。身長191センチ、体重109キロの大柄な右腕は、雄たけびを上げながらの闘志あふれる投球スタイルが持ち味。普段はチームメートとジェスチャーを交えながら話すなど、フレンドリーな28歳だ。
報道陣に対しても変わらない。昨年の梅雨の頃の取材では、通訳を待つ間に「地元は霧が多い」と簡単な英単語を並べて雑談に応じてくれた。この日も試合後の取材に「ハロー」と登場。日本での生活を楽しもうという前向きな姿勢を感じる。
今季、2試合(計11回)を投げていまだ無失点。これから梅雨に入るが「湿度の高いところで育ってきたので問題ない」。層の厚い阪神の投手陣に、また一人、頼もしい右腕が加わった。(大坂尚子)
岡田監督(神) 「(無安打無得点試合をされた)昨日からの流れがあるんで、先制点が大きかった」。ビーズリーは「点取られないもん、すごいやん」
木浪(神) 二回に先制の適時二塁打。「(前日が無安打無得点試合で)何とか先に点を取ろうと。やられたらやり返す気持ちは常にあった」
赤星(巨) 4回2失点で5敗目。「先発としての責任をはたせずに悔しい」
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