パリオリンピックに向けてレスリング女子の日本代表は31日から新潟県十日町市で合宿を行っていて、代表に内定している4人の選手を含むおよそ20人が参加しています。
1日は報道陣に練習が公開され、このうち、ただ1人、オリンピック出場の経験がある50キロ級の須崎選手は、先頭に立って全長およそ400メートルの坂道を駆け上がりました。
過去の金メダリストもトレーニングで活用したことからこの坂道は「金メダル坂」と呼ばれていて2人の選手をおんぶしたり両肩に乗せたりする恒例のトレーニングでは公式戦133連勝中で初めてのオリンピック出場となる53キロ級の藤波朱理選手が自分よりも階級が重い選手を背負いながら坂道を上って汗を流していました。
須崎選手は「久しぶりに大自然のトレーニングのきつさを実感したが、きついときこそ試合と重なる部分があるという意識でやった。パリ大会は、最高の勝ち方で金メダルを獲得して絶対にオリンピック2連覇を達成したい」と意気込みを語りました。
また、藤波選手は「女子レスリングの歴史や強さを感じることができて次は自分がという気持ちになった。自分自身が先輩方の姿を見てこうなりたいと思ったように今度は自分の姿を見てそう思ってもらえるように絶対に金メダルを獲得したい」と話していました。
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