■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第2週 日本 3-1 ドミニカ共和国(日本時間1日、マカオ)
パリ五輪の切符を懸けた最後の戦い、ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク7位)はドミニカ共和国(同11位)と対戦し、セットカウント3ー1(25-20、23‐25、26‐24、25‐23)で勝利し、通算6勝2敗となった。
スタメンは主将・古賀紗理那(27)、セッター・岩崎こよみ(35)、井上愛里沙(29)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、荒木彩花(22)、リベロは小島満菜美(29)と福留慧美(26)が起用された。
日本は第1セット、ドミニカ共和国のパワーに苦戦し接戦となった。それでも8‐8の同点から林と古賀のスパイクが連続で決まると、山田も連続ポイントをあげ4点差をつける。その後もセッター・岩崎のツーアタックや途中から入った和田由紀子(22)のバックアタックなどでリードを広げ、最後は相手のサーブミスで25-20と第1セットを奪った。
第2セットもドミニカ共和国の強打に日本のミスも重なり第1セット同様接戦に。12-11と日本1点リードの場面から相手に4連続ポイントを許し、12-15とリードされる。林のブロックやバックアタックなどで対抗するが、和田のスパイクが連続で止められるなど15-21と点差を広げられる。古賀のバックアタックなどで1点差まで詰め寄った日本だったが、23-25でこのセットを失い、セットカウント1-1のタイとなった。
パリ五輪出場には、格下のドミニカ共和国に負けるわけにはいかない日本は第3セット、スパイクが決まらず10-11とリードを許す展開に。そこから主将・古賀のバックアタック、途中出場の石川真佑(24)のバックアタックなどで4連続得点と13-11と逆転に成功する。攻撃のリズムを掴んだかに見えた日本だが、平均身長190cm越えのドミニカ共和国の攻撃で24-24の同点に追いつかれる。それでも最後は古賀が渾身のスパイクを決め26-24で第3セットを奪った。
第4セットは4連続失点と立ち上がりから苦しい展開となった日本。サービスエースも決められさらに4連続得点を許す。それでも15-19の場面から岩崎のブロックが決まると流れは日本に。サービスエースや石川のバックアタックなどで18-20と2点差に詰め寄る。さらに相手のミスなどで4連続ポイントを奪い、22-22の同点に追いつく。終盤は一進一退の攻防となり、日本は最大8点差を逆転し25‐23でドミニカ共和国を振り切った。
試合後、眞鍋政義監督は「今日勝つと負けるのは全く違うんで」と安堵の表情を見せ、日本で行われる3週目に向け「今までいい試合をしてるんで、この流れを日本に持って帰りたい」と話した。
ネーションズリーグ予選ラウンド終了時の世界ランキングが、アジア・オセアニア地域で最上位、または出場権未獲得の国のうち上位3位以内に入れば、日本はパリ五輪の出場権を獲得する。
予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。日本は12日からの最終週を福岡・北九州市に場所を移し、世界ランク38位の韓国と対戦する。
※世界ランキングは試合前時点
【日本の得点(上位)】
古賀 19点
林 15点
石川 15点
山田 10点
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