RBC「NEWS Link」が全力で中高生のスポーツを応援するシリーズ「全力部活」。熱戦となったバドミントンシングルス競技では、コザ高・3年、松茂良琉斗が県総体で史上初の偉業に挑んだ。
▽松茂良琉斗(コザ高・3年)
「3連覇が自分の中でも大きな目標で、そこに向けて1年間練習してきたので、そこはぜひ達成して…」
コザ高・3年の松茂良琉斗は過去2年、上級生を破り栄冠を手にしてきた。集大成となる今年、圧巻の試合運びで1ゲームも落とさないまま決勝に駒を進めた。
決勝の対戦相手は次世代のホープ、同じコザ高・1年、仲間早和輝。1ゲーム序盤、松茂良にひけをとらないプレーを見せる。
しかし徐々にショットの精度が高まる松茂良。安定したラリーからのスマッシュにレシーブも冴えわたり、付け入るスキを見せず1ゲームを奪う。
松茂良の試合を遠くから見守る、父・興太さん。息子の成長に目を細めていた。
▽父・興太さん
「色んな人がチャレンジしてできなかった結果(3連覇)になってくると思うので誇らしいし、本人の才能よりも努力を認めてあげたいですね」
2ゲーム目に入っても、気を緩めず攻守に渡り仲間を圧倒する松茂良。圧巻のプレーを見せつけ県総体史上初のシングルス3連覇を達成した。
▽松茂良琉斗
「まさか3連覇できる日がくると思っていなかったので素直に嬉しいです。自分を育ててくれた親や支えてくれたコーチ・監督・保護者の皆さんに感謝の気持ちを伝えて、九州大会ではベスト4以上、全国大会ではベスト8に入れるよう頑張っていきたい」
また女子決勝では去年2023年の女王・球陽高の銘苅花音と、シングルス初優勝を狙う普天間高の眞鶴三愛が対戦。
第1ゲームは2点差で眞鶴が奪ったが、あとが無くなった銘苅は第2ゲームは序盤からラリーのスピードをあげ、勝負所でスマッシュを叩きこむ。
一時、4点差がついたものの眞鶴は集中力を切らさず。長いラリーで自身のペースに引き戻すと、フェイントなどを絡めて7連続得点。
小学校4年生から始めたバドミントンで初めてシングルスの頂点に立った眞鶴。今大会、団体・ダブルスを含めた3冠を達成した。
(全力部活 取材班)
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