第106回全国高校野球選手権神奈川大会(朝日新聞社・神奈川県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、横浜市内であり、参加168チームの対戦相手が決まった。
昨夏の選手権大会を107年ぶりに制し、連覇をめざす慶応は2回戦から登場。平塚工科―横須賀学院の勝者と対戦する。昨秋の県大会を制した桐光学園は旭―横浜栄の勝者と、春季県大会で42年ぶりに優勝した武相は横浜緑園・横浜旭陵―海老名の勝者と顔を合わせる。
横浜は座間総合―生田東の勝者と、東海大相模は横浜桜陽―横浜学園の勝者と当たる。
7月5日に開会式があり、同7日から試合が始まる予定。日程が順調に進めば、同24日に決勝がある。
神奈川大会の展望
(前年優勝校 慶応 前年参加チーム数167)
昨夏に全国制覇した慶応、春の県大会準優勝の東海大相模、昨秋の県大会優勝の桐光学園、同準優勝の横浜を中心に、混戦が予想される。
慶応は、甲子園優勝メンバーの捕手加藤右悟、右腕小宅雅己らに期待がかかる。東海大相模は、198センチ左腕藤田琉生が完投するなど粘り強さを身につけ急成長。桐光学園は、制球力がある右腕法橋瑛良、大型遊撃手森駿太がチームを引っ張る。横浜は、140キロ台中盤の直球が光る左腕奥村頼人ら下級生と、3年生の力の融合が武器だ。
春の県大会を42年ぶりに制した武相、10年ぶりに春4強入りした向上も、上位に食い込む実力を備える。(手代木慶)
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