ラグビー日本代表は、9年ぶりにヘッドコーチに復帰したエディー・ジョーンズ氏が指揮を執り、3年後のワールドカップに向けた強化の初戦となるイングランド戦を前に、6月6日から宮崎市で合宿を行っています。
10日は、午前11時すぎからおよそ3時間、グラウンドでの練習が報道陣にすべて公開されました。
練習に参加した選手は34人で、フォワードのリーチ マイケル選手など、去年のワールドカップの主力選手を中心に、3年後のワールドカップを見据えて若手選手や大学生などが加わりました。
ジョーンズヘッドコーチは、ことし1月の就任以降、日本のスピードを生かした「超速ラグビー」をプレースタイルに掲げていて、練習では、選手たちが試合さながらの激しいコンタクトを繰り広げ、何度も攻守を交代しながら、強度の高い練習に取り組んでいました。
日本が南アフリカから歴史的な勝利を挙げた2015年のワールドカップ前の宮崎合宿では、厳しい練習で「鬼コーチ」と呼ばれたジョーンズヘッドコーチですが、10日の練習では、日本語で何度も「すばらしい」と選手たちをたたえ、イングランド戦に向けて手応えを感じている様子でした。
ジョーンズヘッドコーチは「超速ラグビーでは、攻守において集団でのスピードをいかに速めるかが大事になる。今は選手間でメンバー争いをしていて、リーチ選手は、きょうはロックでプレーしたが、あすはフランカーでプレーするかもしれない」と話し、白紙の状態からメンバー選考を進めていることを強調していました。
最新の世界ランキングで12位の日本は、
▽6月22日に、東京 国立競技場で世界5位のイングランド代表とのテストマッチに臨み
▽7月13日には、世界13位のジョージア代表
▽7月21日には、世界8位のイタリア代表と対戦します。
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