第106回全国高校野球選手権山梨大会(朝日新聞社、山梨県高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が20日、甲府市内であり、参加32チームの対戦相手が決まった。

 昨春の選抜大会で県勢初の優勝を果たし、この春も県大会優勝と勢いに乗る山梨学院は笛吹と初戦を迎える。昨夏の山梨大会優勝の東海大甲府は日川と対戦することが決まった。

 大会は7月7日に開幕し、山日YBSと富士北麓(ほくろく)公園でおこなわれる。順調に進むと決勝は23日だ。

山梨大会の展望

 (前年優勝校 東海大甲府 前年参加チーム数33)

 春夏連続で甲子園出場を目指す山梨学院が、今年も優勝候補の筆頭だ。攻撃では小技を絡めて、着実に得点を狙う。投手陣は3年生のエース桜田隆誠、2年生の左腕・津島悠翔、板東慶寿、1年生の藤田蒼海と層が厚い。チームは2年生が多いが守備は堅く、優勝した春の県大会では全5試合で無失策だった。

 2年連続の夏の甲子園を目指す東海大甲府は、打線に切れ目がない。主力に主将・益岡潤平、岡田翔豪、小日向魁源ら甲子園経験者が残る。

 日本航空、帝京三、日大明誠、駿台甲府、甲府工などが、優勝争いにどう絡むかも見どころだ。(豊平森)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。