■MLB カブス 8-1 ドジャース(日本時間8日、イリノイ州シカゴ リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太(30)が8日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦に先発。4回、43球を投げて被安打2、奪三振3、四死球0、失点0。打線の援護もあり、好投を見せたが4回裏、カブスの攻撃中に雨が強くなり中断。約3時間後に再開したが、今永は降板となった。

試合時間は中断も含めて約5時間20分となった。試合後、今永は「チームが最後勝って、勝つために投球していたので、最後チームが勝てて良かったなと思います」とホッとした表情を見せた。

「雨が降っている時に一番心がけているのが、いかにそういうコンディションを、見てる方に感じさせないかっていうのが、僕が大事にしてるところで、淡々と雨が降ってない時と同じように投げるっていうのが大事なので、そこを意識して、フォアボールを出さずに投げれたのは良かったと思いますね」とNPB時代に培った雨の中でのピッチングも口にした。

そして、注目された大谷との初対戦については「当たればホームランになるような(スイングだった)その紙一重のところではあったので、今思い返してみても、本当にすごいスイングだったなと思いますね」と冷静に話し、空振り三振、サードファールフライと共に高めのストレートで2打数無安打に抑えたことには「大谷選手の場合はインコースのボール球まで、ホームランにする技術がありますし、インコースの低目も、左中間に打ってるような映像はたくさん見てきたので。とにかく質の良い真っ直ぐを、どれだけ投げ込めるかだと思うので、自分が今出せる最善策を選択して、あとはどうなるかっていうところで、まあ今日は質の良い真っ直ぐが投げられたので良かった」と大谷との対戦を語った。

さらに変化球勝負では上手く拾われてしまうのかという質問には「(ストライク)ゾーンに残る変化球は、大谷選手のバットの軌道からすれば、ホームランゾーンに打てるスイング軌道なので。まあでもどこかしらで(変化球を)投げておかないと、真っ直ぐも変化球も、両方とも打つ技術を持っている選手なので。今投げられるボールのタイミングを見計らって、なんとか(勝負球を)一択から二択にできるように投げていったっていう感じですね」と計算し尽くした投球術を披露。

「ここ最近はすごく中継ぎの方が奮闘してくれてたので、先発として、球数が少なければやはり長いイニングを投げて、中継ぎ陣を休ませたいなっていう、そういう気持ちはあったんですけども、(雨の中断で)中継ぎ陣を休ませられなかったっていうことに関しては、ちょっと残念だなと思いますね」とメジャー登板2度目で早くも周りに目が届いていた。

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