■MLB カブス-ドジャース(日本時間8日、イリノイ州シカゴ リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太(30)が8日(日本時間)、本拠地でのドジャース戦に先発。4回、43球を投げて被安打2、奪三振3、四死球0、失点0。打線の援護もあり、好投を見せたが4回裏、カブスの攻撃中に雨が強くなり中断。約3時間後に再開したが、今永は降板となった。

前回2日(日本時間)、メジャー初登板となったロッキーズ戦では6回、92球を投げて被安打2、奪三振9、四死球0、失点0、メジャー初登板初勝利を飾った。2度目の先発は大谷翔平(29)をはじめとする強力打者のドジャース。「全打者に全神経を注ぐような形で投げられれば」と話していた今永。

気温9℃と肌寒い中、この試合も半袖でマウンドに上がった。立ち上がり、1番・M.ベッツ(31)を134キロのスプリットでライトフライ。そして、迎えるは2番・大谷、初対戦の1球目は内角高め149キロのストレートでボール。フルカウントで迎えた9球目、151キロのストレートで空振り三振と真っ向勝負で打ち取った。3番・F.フリーマン(34)にヒットを許したが4番・W.スミス(29)をストレートでセンターフライと力勝負で無失点に抑えた。

すると1回裏、2死満塁からM.ブッシュ(26)が走者一掃の3点タイムリーツーベース、今永に先制点をプレゼントした。

2回、今永は先頭打者にヒットを許したが、6番・K.ヘルナンデス(32)を内角高め148キロのストレートで空振り三振。続く7番・C.テイラー(33)には外角高め134キロのスプリットで見逃し三振。雨が降り出してきたが落ち着いたピッチング、先頭を出塁させたが走者を進めず抑え込んだ。

2回、カブスは1死一、三塁の場面で2番・鈴木誠也(29)、1球目のチェンジアップを上手くさばいてレフトへ犠牲フライ。今永を助ける援護点を奪った。

雨足が強くなってきた3回、今永は2死から2番・大谷と2度目の対戦。1球目は外角高め146キロのストレートで差し込みファール。2球目も同じコースに146キロのストレート。完全に今永が力勝負に勝ち、サードファールフライに打ち取った。

雨でグランドコンディションが悪くても今永のピッチングは全く変わらず、4回は打者3人を全てストレートで打ち取って、わずか4球、4回まで43球という無失点ピッチングを続けた。4回裏にはグラウンドに水が浮き、整備に少し時間がかかった。

しかし、カブスが6対0とリードし、4回裏1死一、三塁の場面で雨が強くなり試合が中断した。約3時間後に試合は再開されたが、今永は降板となった。

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