■MLB カブス 1-4 ドジャース(日本時間7日、シカゴ・リグリー・フィールド)

メジャー3度目の登板でカブス相手に5回、80球、被安打3、奪三振8、四死球2、失点0の好投。移籍後初勝利をあげたドジャースの山本由伸(25)。試合後はチームメイトからビールかけの洗礼を浴びていた。

「ウエアを洗濯するカゴに乗せられてシャワールームに行って、あとは覚えてないです(笑い)」と試合後すぐにチームメイトにシャワールームに連れ去られた。「僕、こっちでインタビューしてたんで、次これ(囲み取材を)やる予定だったんで、あるならこの後なのかなと思ってましたけど、何が起こってるか、目を閉じろって言われて(笑い) あっという間に、今もなんか喉にありますね、なんの味かわからないですけど、ビールだけじゃなかったですね」と手荒い歓迎にも笑顔を見せた。

チームメイトの大谷翔平(29)からは「まぁナイスピッチと」一言だけ声をかけられたと話し、ぶっきらぼうにと記者から問われると「お祝い、お祝いというか、はい。いい感じに」と語った。

「立ち上がりは少し狙いすぎてボール先行したり、思ったところに投げられなかったんですけど、徐々に徐々に感覚がよくなっていって、4回、5回とかは割といいピッチングだったかなと思います」と話し、1回の無死満塁の場面は「とにかく落ち着いて、そうですね、押し出しとかは本当に一番やだなと思ってたので、とにかくストライクゾーンにいいボールを投げていこうと思いました」と3者連続三振で切り抜けた場面を振りかえった。

「毎週登板があるので、その毎週の1試合1試合を大切にすることだと思いますし、その1試合を成功するためにこの1週間の1日も無駄にすることなくやっていくのがいいピッチングにもつながりますし、怪我なく長いシーズンを投げられることにもつながると思うので、とにかく毎日を頑張りたいです」と気持ちを切り替えていた。

そして、山本と対戦したカブスの7番・N.ホーナー(26)は「彼はユニークな投球フォームをしていて、タイミングの面でもユニークだ。もちろんいい速球もあるし、今日は変化球もよくコントロールされていた」と話し、5番のD.スワンソン(30)も「彼はとてもユニークな投球フォームを持っていますし、速球の動き方も他の選手と少し違います」とメジャーでも多く選手が取り入れているタイミングの取りずらい山本のショートアーム(腕の振りが小さい投球フォーム)を絶賛。

さらにスワンソンは「印象的だったことの一つは、彼が洗練されているということです。彼は彼自身が何をしたいかを理解していて、その球を高い確率で実際に投げることができる」と野球IQの高さも褒めたたえていた。

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