(6日、第106回全国高校野球選手権京都大会1回戦 亀岡11ー0朱雀・西乙訓・京都教大付・大江) 朱雀・西乙訓・京都教大付・大江の連合チームの夏が終わった。5回コールドゲームとなったものの、最後まで懸命のプレーを見せた。

 この日、ベンチに入ったのは、記録員も含め14人。3年生は、京都教大付の堀内基宏さんと、記録員を務めた朱雀のマネジャー・杉山琴実さんの2人だ。

 堀内さんは、右翼手として先発出場。二回途中に交代した後も、ベンチの最前列で声を出して仲間を鼓舞した。「公式戦に出たいという思いで3年間、続けてきた。悔いはないです」と話した。

 杉山さんは「引っ込み思案な自分を変えたい」と、マネジャーに手を挙げた。不安もあったが、日々の練習で選手がくれる「ありがとう」という言葉に支えられた。

 試合を終え、「広い球場、しかも開幕試合で緊張もあったと思う。それでも、いつもより声が出ていた。笑顔で諦めず、みんなで試合ができてよかった」と涙をぬぐった。(木子慎太郎、八百板一平)

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