(15日、第106回全国高校野球選手権徳島大会1回戦 城ノ内2―12城南)
「チャンスをつくって、勢いをつけよう」。城ノ内の4番、佐藤聖也主将(3年)は、5点を追う四回、先頭打者として長打狙いで打席に入った。2球目、低めの直球を力いっぱいはじき返すと、中越えに。一気に三塁へ駆け込み、ベンチに向かって雄たけびを上げた。
チームも勢いづき、山本晃弘選手(1年)が右前適時打で佐藤主将を迎え入れた。
昨秋の県大会はつるぎ、池田辻、阿波西との4校連合。今春はつるぎ、池田辻の3校連合で戦い、佐藤主将が連合チームの主将を務めた。
この日の試合、コールド負けを喫したが、佐藤主将は「他校の監督さんや選手たちに教わったことが力になった」。
スタンドでは、つるぎの選手5人が声援を送った。「別々のチームになって寂しかったが、頑張っている姿を見て勇気をもらえた」と山下賢朝(まさとも)主将(3年)。17日に池田辻との2校連合で挑む大会初戦に向け、「城ノ内の仲間の気持ちも背負って戦いたい」と誓った。(吉田博行)
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